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魔王一家

 魔王一家

 

魔王メフィスト

サファイヤの余った心を奪い自分の娘ヘケートに与えるべく何度もサファイヤを襲います。 (理由は、大魔女にするため、とか、女らしくするため、等作品によって違なります)

 

◆原作・少女クラブ版

外見:アニメに比べ、少し線が単純です。全員5等身くらい キャラ:サファイヤの女の心を狙います。目的は乱暴な娘ヘケートを女らしくするため。 最後はフランツの策略で海のおばばに殺されてしまいます。魔法としては主に「薬」を使ってました。

 

◆原作・なかよし版

なかよし版には登場しませんが、代わりに魔女、ヘル夫人が登場し、少女クラブ版のメフィストとほぼ同様の行動をとります。

 

◆アニメ・パイロット版

外見:少女クラブ版から見るとずいぶん大男。顔の線は単純で仮面の様につるんとした顔。 キャラ:少女クラブ版同様、女の心を狙います。目的は少女クラブ版と同じです。

 

◆アニメ

声優:塩見龍介さん 外見:パイロット版に比べて顔が悪魔らしくすごみを増しています。 キャラ:原作と異なり天使のように心優しい娘ヘケートを大魔女にするため (どうも人間の余った心を悪魔にうつすと、大魔女になれるらしい…)  サファイヤの男の心を狙います。 最後は娘ヘケートを助けるため、妻のヘル夫人とともに大魔王に歯向い、そのため大魔王の怒りにふれて山へと姿をかえられてしまいます。 アニメではヘル夫人と2人で登場。

 

ヘル夫人

魔王メフィストの夫人。メフィスト同様、ヘケートにサファイヤの余った心を移すべく、サファイヤを襲います。

 

◆原作・少女クラブ版

少女クラブ版には登場しません(代わりにメフィストが登場)

 

◆原作・なかよし版

外見:昔の童話に見た魔女そのまま。黒いドレス、とんがった帽子。

キャラ:男勝りな娘ヘケートにサファイヤの女の心を移して、女らしくさせようとします。アニメのように大魔女にするためではありません。 なぜか「ゴールドランド」を統治したい、というために娘をフランツ王子と結婚させようとします。 最後は天使チンクに助けをかりたフランツ王子に倒されてしまいます。

 

◆アニメ・パイロット版

パイロット版には登場しません。メフィストのみ登場。

 

◆アニメ

声優:志摩りょう子(きゃー、難しい漢字で「りょう」が変換不可です。ごめんなさい)さん、来宮良子さん 外見:原作とほぼ同じ。 キャラ:メフィストとともに娘ヘケートを大魔女にするため(どうも人間の余った心を悪魔にうつすと、大魔女になれるらしい…)サファイヤの男の心を狙います。 最後は娘ヘケートを助けるため、メフィストとともに大魔王に歯向かい、その怒りにふれて湖に姿をかえられてしまいます。

 

◆備考

面白いもので、なかよし版ではヘル夫人が、少女クラブ版ではメフィストのみが登場し、アニメになると2人揃って登場するようになります。(パイロット版は一話分しかないのでメフィストの登場のみ) 悪魔だから悪かろう、と思っていると、ちゃっかり人間に利用されていたりして人間の方が悪いことをしたりしています。 悪魔とはいえ愛すべきキャラでした。個人的にはヘル夫人が好きでした。
原作からアニメに至るまで、共通しているのは、娘ヘケートに対する深い愛情。 まるで現代の子供を持つ親にそっくりなのが笑えます。

 

ヘケート

メフィストとヘル夫人の娘。ヘケートほど作品によって性格の違うキャラも珍しいのではないでしょうか。

 

◆原作・少女クラブ版

外見:髪型はとても変わっていて、ぬいぐるみのくまの耳をつけたような感じです。

キャラ:少女クラブ版のヘケートが一番悪魔らしい。いじめっ子で性格が悪かったのですがストーリーの中盤でサファイヤの女の心を入れてもったとたん、女らしくしとやかに、やさしくなります。
女の心がサファイヤのものだったせいかフランツ王子に恋心を抱き、彼に拒絶されると、ショックのあまり自ら命をたってしまいました。

ここで注釈・・・雑誌掲載時は女の子の心をいれてもらった後も「ちょっぴり子悪魔」のままです。小さくなってフランツのお供のポケットにはいりこみ、サファイヤに会おうとすると大雨を降らせたりして、フランツの邪魔をします。悪気はないんですよ。「だってフランツがすきなんだもん♪」って感じで。
かわいい。 このシーンは単行本ではばっさりカットされています。

 

◆原作・なかよし版

外見:ポニーテイル、ちょっと意地悪そうな女の子。ファッションではパンツルックが多。 キャラ:口は悪いけど、サファイヤを助けてくれます。ヘル夫人の魔法によって生まれた存在のため、ヘル夫人がフランツ王子に倒されると一緒に死んでしまいます。その最後は、セリフを見ても、とてもいじましいものでした。 ここで注釈・・・雑誌掲載時、単行本時によってヘケートのフランツへの態度が弱冠変わっていきます。雑誌掲載時は愛情表現たっぷり、単行本化されてからは大分愛情表現がおさえられてしまいましたが 、版によって最後にフランツに愛を告白しているものがあります。 全集では、「最後のみにくくなった姿をみられたくない。」という表現でした。

 

◆アニメ・パイロット版

外見はなかよし版(洋服はアニメ版と同じ)、性格は少女クラブ版に近い感じです。

 

◆アニメ

声優:武藤礼子さん、白石冬美さん、荘司美代子さん、栗葉子さん 外見:パイロット版とほぼ同じですが、目がとても優しい表情に変えられています。洋服は露出度の多い赤いワンピース。 性格:天使のように優しい。悪魔と、言う感じはみじんもしません。優しすぎて、メフィストやヘルが、男の心を入れたくなるのも分かる気がするくらいです。 キャラ:アニメではヘケートはサファイヤの友達。原作のように死ぬことはありませんが、両親が大魔王の逆鱗にふれ、山と湖に変えられてしまったときにヘケートも悪魔から人間にされます。 アニメにだけ登場する若者(Xの部下?ガーナ)となにやら一緒になりそうな雰囲気で終わっています。 (結局人間にされてラッキーだったのかな?)

 

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