隣国、ゴールドランドの住人達
フランツ王子
その名もフランツ・チャーミング。手塚センセは『ディズニーアニメ』がお好きだったようですから、『シンデレラ』に登場するチャーミング王子から名前をいただいたのかも知れません。 シルバーランド隣国のゴールドランドの王子・とにかく見目麗しく、女性にもてまくります。 将来サファイヤのパートナーとなります。
◆原作・少女クラブ版
年齢:特に記述はありません。
外見:多くの女性に一目ぼれされてしまうほどの美男子・・・悪魔の娘ヘケートや人魚姫からも想いをよせられてしまいます。設定は後のなかよし版とほぼ同じですが少しは『少女クラブ版』のほうがカンが良かったのか、サファイヤが『亜麻色の髪の乙女』と自分で気づきます。
注:少女クラブ版ではゴールドランドは『シルバーランド』になってます。 ちょっと一言→サファイヤに憎しみを抱いたり、愛情をいだいたりとにかくころころ変わりすぎ。愛情をしめすヘケートにも冷たいのです。ヘケートが本当に亜麻色の髪の乙女だったらどうしていたんでしょうね~。
◆原作・なかよし版
年齢:とくに記述はありませんがサファイヤと同じくらいでしょうか?
外見:エレガントで美男子。なかよし版ではヘケート・人魚姫からではなく、愛と美の女神ビーナスから愛されてしまいます。
キャラ:シルバーランド国国王の暗殺の疑いをかけられ投獄され、それが元でサファイヤをうらみ、ブラッドから彼女が『亜麻色の髪の乙女』と気づかせてもらうまでその誤解は続いてしまいます。とうとう自分では気づかなかった、ちょっとこまったちゃんでした。
◆少女フレンド版
外見:最初の登場では、まさに「宝塚」の男役のような黒タキシード風の洋服で登場。その後、アニメとなかよし版の中間のようないでたちに。帽子なんかはアニメそのまま。 少女フレンド版ではフランツが主人公です。 ここではフランツはサファイヤの「祖先」の設定になっており,フランツはタイムマシンで時間をさかのぼり,サファイヤに出会うことに・・・
◆パイロット版
フランツはパイロット版には登場しませんでした。
◆アニメ版
声優:喜多道江さん、(2回ほど井上真樹夫さん) 外見:原作とかえられており、手塚キャラの『ロック』になってます。 キャラ:投獄されるシーンはないのでサファイヤを恨む設定にはなっておらず、最初は仲のいい友達でした。が、カンの悪さは『なかよし版』なみ。 『亜麻色の髪の乙女』にもなかなか気づかず、どう見てもすぐサファイヤと分かる『リボンの騎士』にも気づく気配がなかったところが、かわいいといえばかわいい・・・ですね。
シャルネ殿下
フランツ王子のおじ(叔父か伯父かは不明)一体ゴールドランドの王様は誰なのか? 記述が少ないだけにゴールドランドには謎が多いのです。
◆原作・少女クラブ版
物語の後半でフランツの反対をおしきり、サファイヤの国に戦争をしかけます。 結局最後は、サファイヤのことを気に入り、フランツのお后として認めます。 ・・・このおじうえ、雑誌掲載時は単行本ではなくなってしまったラブロマンスがありました。なんとフランツ王子を慕ってやってきた人魚姫に一目ぼれ・・・。
結局フランツはサファイヤと結ばれ,恋に破れた人魚姫は海へ帰ろうとします。そこへ、彼女に一目ぼれたシャルネ殿下が彼女を追って求婚するという設定でした。結局ふられちゃったのですけれどね。 (独身だったの?おじうえ・・・。それとも第○夫人にするつもりだったのでしょうか?どなたかご存知でしょうか)
◆原作・なかよし版
名前を『シャネル5世」に改名、『手塚治虫キャラクター図鑑』では「ドリーゼル公爵」になっていましたが?どっちなんでしょう?全部くっつけて一つの名前? 少女クラブ版に比べて登場が少なく,最後はどうなったのか不明。
◆アニメ版(パイロット版には登場しません)
声優:北村弘一さん やたらとフランツ王子に『持参金付』お嬢様との結婚を勧めます。最後はあまり登場せず、どうなったのか不明。
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2012/2/7 移転に伴い、少々修正