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第2回目 古本の取り扱い

平成15年3月12日(水)

皆様こんにちは。花椿ゆつきです。もう3月だというのに寒い日がつづいていますね。

インフルエンザがいまだ猛威をふるっておりますので、皆様お気おつけくださいませ。

花粉症の方も大変ですね。 花椿はというと会社、自宅ともまわりがインフルエンザだらけのなか、一人かからず元気です。けなげにまわりの看病ばっかり

しています。「なんで私だけかからないの・・・」ひょっとして自分は「ムーピー」かもしれない・・・と思いはじめた今日この頃・・・。

さて、長い長い(長すぎるわ~)ブランクを経て連載第2回、前回のつづきです。(連載第1回はこちら

☆花椿、悲劇と戦う☆

それは、家について「なかよし」を袋からだしてから始まった・・・。「おおおおおっ」・・・くっ・・・くっっっさ~・・・やっぱり古い雑誌ですから有る程度は

予想していました。が、普通の古本の10倍は「ふるほん」くさいっ、のです。

その臭いたるやちょっと雑誌をだすと出すと「ぶんわ~ん」とお部屋に広がる(うれしくない)くらい。

その雑誌は古本市の会場でもチェックさせてもらいましたが、あそこは場所全体が古書のにおいで充満してますから気がつかなかったんですね~。

とほほ・・・。

雑誌をじっくり見れば見るほど「アラ」が目についてあの値段でこれぇ?って感じでした。「あの値段で!」「あんな値段で!」「その値段で!」

ゆるせないぞぉ○○書店!

ま、そんなこといっても古本屋さんに注文したら最後、キャンセルは出来ませんからね。 すべては運・・・ですから。

そういうわけでしょうがなく「それなりの処置」を始めました。

古書のにおいの原因は殆どが「湿気」と「カビ」のせいです。紙の状態にもよりますが今回はこんな風にしてみました。(完全花椿仕様です)

まず家の空いてる部屋をヒーターで乾燥させます。次に半紙(お習字でつかいますよね)を真ん中から軽く折って問題の「雑誌」一枚一枚にに隙間が出来るよう

ふんわりと挟み込んでいきます。(これだけでなななんと1時間近くもかかってしまった・・・)

扇風機を微風にし、雑誌にかるく風が当たる位置におき、紫外線が入らないようカーテンを引いて放置すること約3日。(一日2回は窓を開けて換気!)

「におい」の半分は半紙にうつって、しっかり乾燥させたので紙もぱりっとしました。

そこからがやっと「いつもの処置」パラフィン紙でカバーをつくって、セロファンで雑誌自体をしっかりラッピングしちゃいます。(もちろん、あとで開けて取

り出しやすいように工夫します♪)雑誌のなかのつるつるしたカラーページは新しい半紙をはさんでおきます。(こうするとくっつかないのです)

普通の人は「こんなめんどっちぃことしてるの???」とおっしゃいますが、これは「趣味」でこの工程も楽しくってたまらないのです、花椿は。

あ、いくらにおいがひどいからって「ファ○リー○」に代表されるような科学防臭剤はぜーーーーーーったい、古本に吹きかけちゃいけませんよ~。

あとで色が変わってしまいますからね!

あれ?悲劇をかたるつもりが「果敢に匂いに対処した花椿」をご紹介してしまいました。

いやぁ、古本、古雑誌って管理が大変ですよね。 もっとすごいいい方法があったら教えて下さい。☆募集します☆

・・・そんなこんなで当HPも本日で1周年をむかえました。これも皆様のおかげです。これからも宜しくお願いいたします♪

~次回に続く~

 

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