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その他のキャラクター

その他の魅力的なキャラクターたち

今までご紹介したキャラクターはほとんど全てのバージョンに登場しているキャラクターでした。
こちらでは『あるバージョン』でだけ登場したキャラクターをご紹介いたします。

 

海賊ブラッド

サファイヤが、とらわれた王妃さまを救いに海蛇島へ向かう途中海上で難破してしまいます。 それを救ってくれたのが海賊ブラッドでした。
はじめて会って一発でサファイヤを女と見抜き、すぐにプロポーズするという大胆ぶりはなかなかのものです。
またサファイヤが『亜麻色の髪の乙女』だということをすぐに察してしまうなんてカンもいい!
このカンの良さが半分でも弟(フランツ王子)にいっていれば・・・ 最後はサファイヤを助ける為に黒真珠島へいき深手を負ってなくなってしまいます。

 

◆原作・なかよし版

年齢:不明 外見:黒髪・筋肉隆々

性格:ちょっと昔の男らしさ? 彼はタダの海賊ではありません。実は貴族。事情があってイタリアの貴族にあずけられ、いじめられて育てられたそう。
後に『フランツ王子の兄』であったかも知れないという事実も判明します。が、これも『なかよし版』の版によって『兄』の設定になっている ものや、そうでないものがあります。 最後のセリフも版によってまちまちです。
雑誌掲載時は結構登場シーンがあったようですが、版を重ねるたびに随分と出番が削られたようです。

 

◆アニメ版

年齢:不明 外見:なかよし版よりちょっと若くみえます?(と、いうか原作は毛深そうな感じ、アニメではつるつるお肌・・・)

声優:戸田皓久さん、広川太一郎さん アニメ版では、ブラッドはフランツの兄である,という設定にはなっていません。 始めはジュラルミン大公の豪華船の奴隷でした。しかもとらわれて奴隷にされた理由が『えらい人』が通った時お辞儀をしなかっただけという理不尽なもの。
それを知ったチンク、サファイヤ、そしてたまたま招待されてそこにいたフランツ王子に他の奴隷達ともども助け出されます。
そして、いきなり海賊になってしまいました。(け、経験がなくてもできるのかしら・・・、いやその前に帰る場所,家族はいなかったの?)
その後も何度か登場し、サファイヤが窮地に陥ると助けてくれます。
原作ほどサファイヤへの強烈なアプローチはありませんが、好意は抱いているようでした。

 

 

ガマー

牢番。背中にこぶのある小男。『ノートルダムの傴僂(せむし)男』の主人公鐘つき男カジモドがモデルである、とは手塚プロ資料室長の森氏のお言葉です。

 

◆原作・少女クラブ版

サファイヤが王女であることがばれ、国民を偽った罰として捕らえられてしまいます。
王妃様ともどもサファイヤが閉じこめられた棺桶塔の牢番をしていたのが彼です。後に改心してサファイヤと王妃さまを助けるようになりますが 、改心のしかた?がなかよし版と若干違います。
ある日,サファイヤが棺桶塔から消えてしまいます。悪魔にさらわれた、と訴える王妃様の話を信じなかったガマーは彼女を拷問にかけてしまいます。
そこへひょっこり帰ってきたサファイヤ、(実は悪魔の娘ヘケートがサファイヤに化けているのです)が楽しそうに一緒に拷問しようとするではありませんか。 結局その正体は悪魔の娘とわかって、王妃さまの言葉を信じるようになり、自分の行動についてじっくり考え改心したようです。

 

◆原作・なかよし版

最初は2人につらくあたっていたガマーですが、サファイヤに助けられたのをきっかけに改心して味方になります。ここまでは少女クラブ版と同じです。
が、改心の仕方が違います。 サファイヤを殺そうと襲った所、逆に階段から落ちて瀕死の怪我をおったガマー。
襲われたことを王妃様に隠して懸命に自分を介護するサファイヤをみて心動かされたガマーは今度はサファイヤの危機をすくい、改心します。
こちらのほうが少女クラブ版より分かりやすいかもしれませんね。

 

◆アニメ版

声優:森山周一郎さん なかよし版原作とほぼ同じ。靴音が独特でした。

 

ーロン侯

◆なかよし版のみ

物語の終盤、サファイヤが記憶をなくして旅をしているとき立ち寄った場所の領主。ばかなふりをしていますが、実は策略家だったりします。彼も版によって役割が微妙にちがいます。フェリーベと役割がかぶっていたりするんですよね・・・。

 

フェリーベ

◆なかよし版のみ

女性剣士。上記ウーロン侯の妹。

なかよし版のみ登場している彼女。実は彼女はブラッド同様ファン泣かせなキャラクターです。
出版された版によって彼女の役割はまったく違ったモノになっているせいです。
当、「リボン歌劇団」において教科書である講談社全集では、物語終盤サファイヤが記憶をなくして旅にでたおりフェリーベがサファイヤに恋をしてなんと強引に結婚にまでもちこんでしまいます。
結局サファイヤが女であると知ると彼女はサファイヤを助け一緒に戦ってくれるのです。 またウーロン侯の妹である、という設定も版によっては全然違っています。 雑誌掲載時、フェリーベが恋をするのはフランツ王子。

残念ながら花椿がコレクションしている雑誌にはフェリーベ登場の部分がまだありません。
コレクションして分かったら随時情報を追加して行きます。 単行本によってはたった一コマの登場のものもあります。ちょい役でした。その版では閉じ込められたサファイヤを逃がす役割をウーロン侯がしています。 同じなかよし版でも少女フレンド別冊では登場シーンがばっさりカットされています。

 

女王パルパ

◆なかよし版のみ

矢で深手を負ったサファイヤを助けるため、海賊ブラッドが傷薬をもとめて「黒真珠島」へと旅立ちます。 その王国の女王。
美しい女性で、肌の色は黒。今の出版業界では扱えないキャラクター? ブラッドのことが気に入って国の王にしようとしますが、彼が身を捨ててまでもサファイヤを想っていることを知ると潔く???身を引きます。 しかし、結局は彼女が放った矢がブラッドの命を奪ってしまいました。

 

 

ビーナス

愛と美の女神 容姿: フランツ王子いわく、美しすぎてぞっとするほど・・・

性格: 嫉妬深い

 

◆なかよし版

天国で「愛」にまつわる花々を管理している女神。死に瀕したサファイヤをたすける為に訪れたフランツ王子に一目惚れ。 なんとか彼を振り向かせ、二人を別れさせようとサファイヤにいやがらせをします。 結局めいっぱいフランツ王子に振られてしまい、挙げ句の果てには自分がかけた罠に自らおち、『ぶた』に姿を変えてしまいました。 同じなかよし版でも週間フレンド別冊では登場シーンがばっさりカットされています。

 

◆アニメ版

声優: 武藤礼子さん

容姿: 原作なかよし版に忠実(きらきら光ってます♪)愛と死を支配する女神。

原作なかよし版ではサファイヤをたすける為にフランツ王子がビーナスに会いに行きましたが、アニメでは瀕死の王妃様を救うためにサファイヤ本人がビーナスに会いに行く、という設定に変わっています。
美しいサファイヤをみて嫉妬したビーナスが王妃様の命と引き替えにサファイヤの美しさを奪う・・・そんな設定に変わりました。
最後は、そのあまりのわがまま振りを怒った神様に「ぶた」に変えられてしまいます。

 

◆備考: 話の終わりでサファイヤはビーナスが許してもらえるよう『天国』にいって神様にお願いする、といって去ってしまいましたが、チンクをおいてどーーーやって『天国』行ったのか、ファンにとって永遠の謎です。

 

 

エロース

とても綺麗な白馬。ビーナスに仕える天馬

 

◆原作・なかよし版

ビーナスに仕え,フランツ王子を乗せてビーナスのところまで連れて行きます。 最後ビーナスに逆らって、フランツ王子を助け、逃がそうとしたため野草に姿を変えられてしまいました。

 

◆アニメ版

声優: 池田昌子さん(銀河鉄道999のメーテル、洋画ではオードリーヘップバーンの吹き替えで有名です) アニメ版でもビーナスに逆らってサファイヤを助けてくれます。が、原作とは違い、野草にはかえられませんでした。

 

人魚姫

少女クラブ版のみ登場 海蛇島に送られた王妃様、プラスチック,ウラナール博士、ばあやを窮地から救ってくれた人魚。
連載時にはフランツ王子に一目ぼれ、(また~?)足を人間のものにかえてフランツを追いかけますが、フランツ王子とサファイヤの婚礼をみて一人涙。が、何を勘違いしたのかフランツ王子のおじうえにプロポーズされてしまいました。
ショックが重なったせいか?海へ帰ってしまいました。

 

続編「双子の騎士」紹介→

 

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