「ブラック・ジャック」にはなぜか悪役の方が多く登場しているのですね。
ジュラルミン編
リボンの騎士キャラ→ジュラルミンとナイロンが『リボンの騎士』と全く同じ役割で登場しています。
◆ストーリー
大手企業の東西電鉄が次期社長を決める重要な会議を開いていました。創業者である織田社長は自分の息子である修二になんとかつかがせたいと申し出ていましたが,副社長の明智(ジュラルミン)とその部下(ナイロン)が反対し、会議は頓挫してしまいます。
そんな時,社長の息子、修二が事故でなくなったと知らせが入ります。慌てた織田社長は、ブラックジャックに頼み修二の姉、彼にそっくりな久美を手術で男に変え修二として跡を継がせようとします。
一方、部下の明智副社長は修二が実は娘の久美ではないかと疑いを抱き、部下に命じて探らせるのでした。
ちょっと一言→あら?どこかで聞いたストーリーですね(笑)。この作品はブラックジャックの特集文庫本には載ってないのです。なぜかしら。
第四巻 第30話 「ピノコ生きてる」
リボンの騎士キャラ→ジュラルミンが病院の医師として登場。たった2コマの登場。
◆ストーリー
ピノコがある日突然倒れてしまいます。診察したブラックジャックはピノコが悪性の白血病に冒されていることに気がつきます。
輸血をすればなんとか手術ができるのですが、ピノコの血液は・・・。彼女を助けようとブラックジャックはピノコの双子の姉を必死になって探します。
第十一巻 第101話 「火と灰のなか」
リボンの騎士キャラ→ジュラルミンが渋い父親役で登場します。息子思いは形を変えてこんな所で・・・ナイロンもチョイ役で登場。
◆ストーリー
雄叫山火口に大商社「ニッパチ」 の社長(ジュラルミン)の息子、良平という青年が落ちて大怪我を負ってしまいます。たまたま居合わせたブラックジャックが彼の応急処置をしますが、処置をしたブラックジャックは良平の事故に疑惑をもち、父親を問い詰めます・・・。
父と子の関係について考えさせられる一作でした。私は結構泣けました。この作品。
第十五巻 第143話 「終電車」
リボンの騎士キャラ→ジュラルミンが病院の医院長として登場。
◆ストーリー
ブラックジャックが電車で帰宅中、以前かかわりのあった女性、「鈴木(旧姓桑田)このみ」と偶然出会います。
彼女もブラック・クイーンとあだ名されるほどの腕をもった外科医でした。彼女と結婚した夫は仕事で中東に行ったきり、1年以上会えない生活が続いており、彼女は病院を辞めて夫の元に行くかどうか悩んでいました。 そこでブラックジャックがとった行動は・・・
第二一巻 第201話 「再会」
リボンの騎士キャラ→ジュラルミンが刑事役として登場。ワンカットのみの登場なので見つけるのが至難の業かも。
◆ストーリー
トラック運転手のアキラがある日女性をはねてしまいます。彼女は事故のせいで記憶をうしなっており、アキラは彼女の記憶が戻るまで面倒をみることに。
やがて恋愛関係になった二人でしたが、アキラは「彼女の記憶が戻ったら」という心配におびえつつ毎日を過ごしていました。
そして1年。2人は出会って1周年記念のパーティをすることにしますが・・・。
ナイロン編
ナイロンはジュラルミンとの共演が多いのでここでの紹介は彼一人のみが登場した回だけとなります。
第十二巻 第105話 「コマドリの少年」
リボンの騎士キャラ→ナイロンが浮浪者として登場。最後の最後で登場し、とんでもなく嫌なやつになってます。
◆ストーリー
ある日からブラックジャックの家に一羽のコマドリがお金を運んでくるようになりました。不思議に思ったブラックジャックがコマドリの行方をおって、原因を探ってみると、コマドリの面倒をみていた少年が病気で寝込んでいました。なんとコマドリはブラックジャックに少年を助けてくれるようお願いするためにお金を運んでいたのでした。
ちょっと一言→コマドリのいじらしさに涙なくして読めません・・・!私はいつも泣きます。
第十一巻 第96話 「座頭医師」
リボンの騎士キャラ→ナイロンがインタビュアーとして登場。やく2コマほどの客演でした。
◆ストーリー
ハリ治療だけで患者を治す医師、座頭医師が登場します。無料で色々な人を治療して歩き,ある日,ブラックジャックの患者に無断でハリ治療をほどこして・・・。
第十五巻 第139話 「ハッスル・ピノコ」
リボンの騎士キャラ→ナイロンが一コマのチョイ役で登場。
◆ストーリー
どうしても学校へ通いたいピノコ。ですが、彼女の体も精神力もまだまだ通学には耐えられなかったのでした。ブラックジャックが父親のように悩むシーンが印象的です。
第十八巻 第173話 「身代わり」
リボンの騎士キャラ→ナイロンが医師の役で2コマほど登場しています。
◆ストーリー
ブラックジャックは世界的なガン手術の権威、クロイツェル博士の身代わりにある手術を依頼されます。博士は事故で植物状態になってしまった為です。
ですが、ある女の子の指摘でそれがばれてしまう事に・・・
ヘル夫人編
第三巻 第24話 「白葉さま」
リボンの騎士キャラ→ヘル夫人が新興宗教の教祖様として登場しています。
◆ストーリー
ある少年が体中に蛇のうろこのような皮膚になってしまいました。
「白葉さま」(ヘル夫人)はそれが「蛇ののろいだ」といいますが、ブラックジャックは「皮膚の病気だ」と反発、皮膚移植手術をして少年の皮膚を完治させます。
それをみた「白葉さま」は・・・
管理者後記 他にもチョイ役をあげればキリがありませんので一応ここで完了といたします。
乳母などがゲスト出演した話「霊のいる風景」があるようなのですが、残念ながら管理者手持ちの「ブラックジャック」秋田書店コミックスには掲載されていませんでした。
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2012/2/7 サイト移転に伴い若干の修正