ご注意
「ファン泣かせの手塚作品」先生の作品たちはこんなふうにも言われています。それは何故でしょう。
例えば『リボンの騎士』。原作は全部で4種類。これは上に書いたとおりですが先生は
1.雑誌掲載時
↓
2.付録収録時
↓
3.単行本発行時
↓
4.再販時
・・・などなどによってかなりの修正を加えられており、はっきりいって雑誌掲載ものと現在市販されている「手塚治全集」収録分では全く違うバージョンである、といっても過言ではないでしょう。
(雑誌掲載時から単行本化するときにある程度の修正することは近年の漫画作品でも同じですが,手塚センセ,すごすぎです!)
セリフ(これはもうすごく変わってます)、コマ割、設定 更にはメインキャラクターの結末や存在自体さえも変えてしまわれています。
雑誌などを調べていると、細かい感情表現や、おちゃめな遊びのシーン、回想シーンなどが『単行本』では大幅にカットされている例がおおく、残念です。
このバージョンをそれぞれ並べていったらそれこそ数え切れない種類の『リボンの騎士』が存在することになります。
2004/5/7 最終更新
2012/2/7 移転の際、若干修正
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『リボンの騎士』の著作権は虫プロ、手塚プロにございます。