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「双子の騎士」キャラクター紹介続き

キャラクター紹介続き

 

主人公を見守る人たち

パピ

森に捨てられていたデージィ王子(ロニー)をかくまい育てた心優しい「シカ」。森の女神様にお願いして日が沈む間だけ人間の姿になります。

最後は狩人として成長したデージィ王子(ロニー)にとらわれてなくなるという悲劇的な亡くなり方でした。

 

白の王子

シルバーランド国の東、「薔薇の館」にすむ王子。本当は白薔薇の精。ビオレッタに好意をもちます。

 

エメラルド

自称「ジプシーの女王」ジプシーの頭の娘。兄を探して旅をしているビオレッタを助けます。

女の子であることを内緒にして、「リボンの騎士」と名乗る彼女に「男性」として好意をもちます。

 

チルン

カゲロウ。かげろうの森に迷い込んだビオレッタとエメラルドをすくうため一日しかない命をつかいます。

 

 

この物語の悪者達

 

ダリヤ公爵夫人

この物語の一番の悪者。デージィ王子をさらって「ズボラの森」に捨てさせ、数年の後、王と王妃、王女を監禁して国の実権をにぎります。

たよりない夫の公爵よりよっぽど悪知恵のもちぬしなので、紹介は彼女を先にしました。

最後は自分の放った刺客に、怪しいやつと「まちがわれて」殺されてしまいます。

 

ダリヤ公爵

上記ダリヤ夫人の夫。はっきり言って夫人にそそのかされて悪事を働きました。最後は崩れた塔からおちて死んでしまいます。

注:この2人がなぜそこまで王女に王位を継承させることにこだわったのでしょう?そこは不明のままでした。

さてこの『ダリヤ』という名前。手塚漫画全集『森の四騎士』に収められている『奇跡の森の物語』にでてくる悪い領主『ダリア大公』からとったと思われます。

 

注:この作品自体がシェークスピアの「マクベス」からかなりの影響を受けています。ダリヤ夫妻は「マクベス夫妻」として読むとより味わいがありますよ。

 

黒の王子

薔薇の館に住む黒薔薇の精。白の王子の弟。ダリヤ公爵夫人にそそのかされて公爵夫妻に悪事に加担。ですが、もともと性格はわるかったようです。

備考&オススメ

この「双子の騎士」は内容と設定をかえてアニメ版にも使われています。第13話「ばらの館」がそれにあたります。

アニメ版について詳しくはリンク集にある「リボンのまーち」さんへ!

 

「双子の騎士」と「宝塚の舞台」

「双子の騎士」は前作「リボンの騎士」よりも遥かに宝塚の舞台を意識して描かれています。

まずは、お手元に「双子の騎士」の原作本をお持ちの方。目次をご覧ください。

第1章ではなく、「第1場」「第2場」となっているのにお気づきでしょうか?

また物語り冒頭、「プロローグ」では宮殿の階段で乙女達が歌い、タキシードを着たロックが登場して物語の始まるきっかけを与えています。

この構成はまさに「宝塚」。

現在でも宝塚の舞台はそのほとんどが、まず最初に劇の内容を示唆するような音楽の短いレビューがあり、物語へと展開していきます。

あくまでも管理者の私見ですが、キャラクターや,設定,舞台を考えると「リボンの騎士」より「双子の騎士」の方が宝塚舞台化しやすいかもしれません。

 

「リボンの騎士」in BJ→

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2012/2/7   サイト移転に伴い若干の修正

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