『リボンの騎士』らららん・製作記 後記
平成16年5月4日(火)
その一 その二 その三 その四 その五
皆様、こんにちは。
おかげさまでとうとう、『リボンの騎士』フィギュアが完成しました。
作ってみたいわ・・・と思われた方のために製作中に気づいた点や苦労話、その苦労を上回る喜びなど御知らせしたいとおもい
ます♪
1.準備に結構お金がかかる・・・
まずはこれでしょう。 らららん製作記一や製作記三でも触れましたが100円ショップで筆やパレット、水入れ、
塗料、針金、ペンチ、彫刻刀、ボンド、パテなどがそろえられますが、なんだかんだで20点ほど購入しましたので
それだけで2000円以上かかります。(消費税もありますしねぇ~)
他にも必要なものとして塗料セット(約1000円)、ピンバイス(本体とドリルセットで1500円くらい)下地用サーフェイサー
(スプレータイプ約600円) さらに私の場合は凝り性だったので、アートナイフ(約1200円)なんかも購入しましたし、
最終的にケース(1480円)も購入しました。ここに含めていないものも考えると総額8000円~10000円ちかくはかかる
ことになります。
花椿は初心者ゆえ、『フィギュア製作および塗装マニュアル』なんかの関連本カラー版を2冊ほど入手しましたからその
書籍代も含めると・・・(--)
作ってみたい!と思われた方は最低これだけはかかると思ったほうがよさそうです。
2.家族の理解
同居家族がいる場合かならずついてまわる家族の理解・・・とほほっ。
家族もかわいそうですよね。 いい年してまだいろいろとグッズを買いあさるばかりではなく、(家族から見れば)
不気味な人形制作を始めたわけですから。
製作日記その二をご覧いただいてもわかるように手洗い桶(なんか古い言い方だなぁ)に解体された人がたのばらばら
したものが入っていたら視覚的に不気味ですし、
人形をつくる課程でヤスリがけしてますから「ぎょし、ぎょし、ごり、ごり」うるさいので聴覚的にもヤバイ。
下地用サーフェイサーやらペイントタイプのサーフェイサーは『すんごい臭い』で嗅覚的に最悪。
その臭いはお食事時間にもただようこととなり、味覚も大打撃。
きちんと掃除してても部屋中がなんとなく粉っぽく感じられ、触覚的にもはなはだ不快感をのこします。
まさに五感を刺激するひどさです。 しかしながら、私が「そろそろフィギュア製作の続きをしようかな」と思った瞬間、
家族にはそれがわかってしまうという第六感をみがかせる役にはたったようです。
これを覆すには『楽しそうに(事実楽しかった♪)』つくり、『なんとか見られる作品』を作る以外ないのです。
3.おおっビックリ!!!
苦難と経費と家族の被害をのりこえ、そして・・・ついに完成の日をむかえました。
私同様、喜んだのは家族でありました。(やっとこの恐怖の日々が終わる・・・とか何とか)
ところが花椿の欲望は次のステップへと移り始めていたのです。
『自分で原型を作ってみたい』(原型・・・フィギュアのもととなる『型』人形のこと。この原型から型をとってフィギュア
がうまれます・・・素人が手をだすことか?普通・自ツッコミ)
かわいそうにこの決意に家族はまだ気づいておりません。(サスペリアのテーマ曲を流してみましょう)
さて、何がビックリかと申しますと、人型/ひとがたの原型を作るにはまたまたいろいろと勉強しなくてはなりません。
まずは人の体がどう動くとどのような筋肉の移動があって、どのポーズをとるとこうなって、どうすれば美しく見えるか
などを参考にする為、資料を集めなくてはなりません。
ちょっと絵を勉強したかたならご存知でしょうがこのような時参考にするのが『デッサン画集・写真集』では
ございませんでしょうか。
花椿も無学ながらそのことに気づき、早速書店へ。ちょっと大きい書店の美術・デッサンコーナーへいけばたくさん
のそうした本がならんでいます。さっそくある『デッサン用写真集』を手にとって見ました。
瞬間、見えない鼻血!ブッ・・・慌てて本を抱えて周りをきょろきょろ
こ、こんな世界がこんな勉学の世界に・・・。芸術だとここまでやっちゃうか。
こんなこと書くと「またまたぶりっ子(これも古いなぁ)してぇ」とか聞こえないツッコミが私の頭を直撃しますが、
だってすごいんですよ~。
見えない鼻血を流しつつ、ついでに『デッサン写真集・2人版』なんていうのをみたら・・・☆×●○×☆★・・・
『原型』どうしよう・・・結局デッサン集購入をあきらめ(値段が高かったし)お家にかえってしまったのでした。
年増乙女花椿は再度原型に取り組めるのでしょうか・・・。
と、とにかく、ここまでお付き合いくださった皆様、有難うございました。
・・・製作日記・完・・・